Mastering EQ for Mac
マスタリングEQを、ターミナルで。
信号経路から、あらゆる余計なものを削って作った
Mac専用のマスタリングEQツール群。
1ヶ月間の無料試用が可能です。
z0の美点は、信号パスに何も足さないことです。
z0は再生が始まる前に、曲全体をRAMに読み込み、メモリロックによりメモリI/O変動の排除。再生中のディスクアクセスはゼロ。
再生プロトコルは、macOSの深層部、オーディオハードウェア層に直結します。
オーディオデバイスは排他的に占有され、システムサウンドの混入は構造上発生しません。macOSの不要なバックグラウンドプロセスは再生中自動で停止し(オプション)、終了後に自動復帰します。
再生するファイルはmacOSのメタデータを自動除去したクリーンコピーが使用されます。CPUが行う仕事は、メモリからDACへの転送だけ。
ー 全てが、非常識。
曲全体のRAMロードと同時に、ピーク位置とラウドネスの地図が自動生成されます。z0のマスタリングプロセスは、最初の音が鳴る前から曲の全貌を知っています。
双方向ゼロフェーズEQは、全域双方向IIRによる「真の」零位相——FIR近似ではない。現在開発中のリミッターは、ピークが来る前にゲインカーブを準備し終えています。
Core Audioを一切経由しないmathematically perfectなオフラインエクスポート。
曲全体を事前に知っているからこそ可能な処理を、マスタリングの全工程にわたって実装しました。これらはリアルタイムプラグインでは、原理的に実現不可能な要素です。
z0は単独で動作するモジュール構成になっています。これらモジュールはセッションマネージャーGUIで呼び出します。
ピュア再生。EQ処理なし。信号経路上にはファイル読み込みとDAC出力のみ。32bit Native。Hog Modeによりオーディオデバイスを排他的に占有。
ピュア再生。64bit演算。信号経路上にはファイル読み込みとDAC出力のみ。Hog Modeによりオーディオデバイスを排他的に占有。
4バンド・パラメトリックEQ。誤差補償付き64bit演算。リアルタイム再生。
6バンド・ゼロフェーズEQ。-144dB精度(事実上100%)。リングバッファ方式でパラメータ変更が即座に反映。パラメータの探索やA/B比較に最適。
6バンド・100%ゼロフェーズEQ。ファイル全体を一括プリレンダー。パディング長に上限なし。オフライン書き出しと数学的に同一の処理をリアルタイム再生。設定変更の度に再読込みプロセスが発生。
MSゼロフェーズEQ。Mid/Side各6バンド、計12バンド独立操作。Width(ステレオ幅)コントロール。M/S相対リンク。Zero Phase Elliptical EQ。オフライン書き出し対応。
マルチチャンネル・ゼロフェーズEQ。最大16ch自動検出。全チャンネルに同一EQカーブを独立適用。5.1サラウンド・イマーシブオーディオ対応。
無色透明なブリックウォール・リミッター。ピークナビゲーション搭載——曲中のピーク位置を自動検出し、[ ] キーでジャンプ。リミッティングが最も作動する箇所だけを連続的にAB比較できます。
通常のEQは信号の位相を回転させます。これはデジタルに限らず、高級マスタリングハードウェアEQを含む、市販のイコライザーの構造に起因する特性です。
リニアフェーズEQはFFTで位相を補正しますが、z0はIIRフィルターの双方向処理により同等の結果を、FFT方式より格段にシンプルなコード量と信号経路で実現しました。位相歪みを数学的に100%キャンセルします。これをリアルタイムで試聴しながら調整できます。
オフライン書き出しでは、macOSのオーディオシステムを一切介しません。リアルタイム再生時にハードウェアの制約で不可避な精度の切り詰めすら存在しない、z0の中で最もピュアな信号経路です。
z0は信号経路のコードだけでなく、macOS自体の不要な活動も排除します。
再生ボタンを押した瞬間、Macが静粛モードに入ります。macOSが常時動かしているバックグラウンドプロセス——Spotlight、iCloud同期、Siri、AI解析、位置情報学習、写真分析、ウィジェット更新——これらを含む30以上のプロセスを一時停止します。再生が終われば、すべて自動で復帰します。
Preferencesから13項目を個別にON/OFFできます。マスタリング本番では、z0のEQエンジンとCore Audioだけがほぼ独占的にCPUを使用する環境が実現します。
再生するファイルは、自動的にmacOSのメタデータを除去したクリーンコピーが生成されます。Spotlightのインデックス対象外、.DS_Store生成なしの隠しディレクトリで再生し、終了時に自動削除されます。ユーザーが意識する必要はありません。
z0にはグラフィカルなEQカーブ表示がありません。レベルメーターがありません。アニメーションもありません。スペクトラムアナライザーもありません。
これは機能不足ではありません。設計上の選択です。
z0の操作は、数値の直接入力とA/Zキーによるステップ入力の2つの方法で行います。Gainは0.5dBステップ、Qとシェルフ傾斜(S)はマスタリングで実用的な値をステップで選択できます。必要であれば数値入力で外科的な補正も可能です。ステップ増減キー(またはテンキー)と矢印キーだけで作業が完結します。ひとたび慣れてしまうと、何より楽で速い操作体系です。

z0 Coherent — 6-Band Zero Phase EQ (TUI)
A/Zキーで選択されるステップ値は、マスタリングの現場で実際に使われる値域を基に設計されています。すべてのステップ値は数値入力で自由に上書きできます。
E12/E24系列ベースの21段階。隣接バンド間で被りなしのインターリーブ配置により、10 Hz〜33 kHzの全帯域をカバーします。PK1–PK4は4バンドモード・6バンドモードで共通です。
| バンド | 範囲 | デフォルト |
|---|---|---|
| PK 1 | 10, 12, 15, 18, 22, 27, 33, 39, 47, 56, 68, 82, 100, 120, 150, 180, 220, 270, 330, 390, 470 Hz | 100 Hz |
| PK 2 | 20, 24, 30, 36, 43, 51, 62, 75, 91, 110, 130, 160, 200, 240, 300, 360, 430, 560, 680, 820, 1000 Hz | 430 Hz |
| PK 3 | 510, 620, 750, 910, 1.1k, 1.3k, 1.6k, 2k, 2.4k, 3k, 3.6k, 4.3k, 5.1k, 6.2k, 7.5k, 9.1k, 11k, 13k, 16k, 20k, 24k Hz | 2000 Hz |
| PK 4 | 680, 820, 1k, 1.2k, 1.5k, 1.8k, 2.2k, 2.7k, 3.3k, 3.9k, 4.7k, 5.6k, 6.8k, 8.2k, 10k, 12k, 15k, 18k, 22k, 27k, 33k Hz | 10000 Hz |
6バンドモード(Coherent Live / Coherent / Facet / Immerse)では上記PK 1–4に加え:
| バンド | 範囲 | デフォルト |
|---|---|---|
| LS | 15, 18, 22, 27, 33, 39, 47, 56, 68, 80, 100, 120, 150, 180, 220, 270, 330, 390, 470, 560, 680 Hz | 80 Hz |
| HS | 470, 560, 680, 820, 1k, 1.2k, 1.5k, 1.8k, 2.2k, 2.7k, 3.3k, 3.9k, 4.7k, 5.6k, 6.8k, 8.2k, 10k, 12k, 15k, 18k, 22k Hz | 12000 Hz |
23段階のMaselec型ゲインステップ。0dB付近は0.5dBステップ、両端に向かうほど粗くなる設計です。直接入力ではテーブル外の値も入力可能です。
| ステップ | 値 |
|---|---|
| Gain | -10, -8, -6, -5, -4, -3, -2.5, -2, -1.5, -1, -0.5, 0, +0.5, +1, +1.5, +2, +2.5, +3, +4, +5, +6, +8, +10 dB |

Peaking EQ — Full Q Range · Step + Manual Input Zone · Fc = 1 kHz
Q(Peaking EQ帯域幅)— 5段階:
| Q値 | 意味 |
|---|---|
| 0.58 | 非常にブロード(約3オクターブ幅) |
| 0.92 | ブロード(約2オクターブ幅) |
| 1.41 | 標準(約1オクターブ幅) |
| 1.95 | ナロー(約0.7オクターブ幅) |
| 2.85 | 非常にナロー(約0.5オクターブ幅) |
S(Shelf Slope スロープ)— 5段階:
| S値 | 意味 |
|---|---|
| 0.30 | 非常に緩やかな傾斜 |
| 0.50 | 緩やかな傾斜 |
| 0.71 | 標準(Butterworthスロープ) |
| 1.00 | 急な傾斜 |
| 1.50 | 非常に急な傾斜 |
すべてのエディションに付属するGUIです。トラックの管理、モードの切替、プリセットの保存と履歴管理、一括書き出しを視覚的に操作できます。EQ操作はTerminal.appで行い、GUIはセッション管理に徹します。GUIはオーディオシグナルパスに一切関与しません。

z0app — Session Manager
ドラッグ&ドロップでファイルを追加。←→キーでツールを切替。Space / Enterで再生開始。再生中はTerminal.appにTUIが起動し、EQパラメータをリアルタイム調整できます。TUIでの操作はプリセットとして自動保存され、GUIに即座に反映されます。
EQの操作は、すべてタイムスタンプ付きの履歴として蓄積されます。履歴パネル(Hキーで表示)から、任意の時点のプリセットへRevert(復帰)できます。Revertは非破壊設計です。過去のプリセットを選択してRevertすると、その内容が新しいエントリとして追加されます。既存の履歴が消えることはありません。
トラックのロック(Lキー)を有効にすると、誤操作によるRevertやツールの変更が防止されます。作業が確定したトラックを保護する機能です。
Cmd+C/Vでプリセットのコピー&ペースト。4バンド⇔6バンドは自動変換されます。トラックごとにメモを記録でき、リファレンス情報や作業メモを残せます。
一括書き出し(Export)は全トラックをWAVで出力し、使用した全EQ設定を記録したeq_sheet.txtを同時生成します。書き出しのビット深度は入力と同一がデフォルトですが、Preferencesで16bit→24bitへのアップコンバートを選択できます。EQ処理の64bit演算精度を24bitで保存する場合に有用です。
複数のセッションをサイドバーで管理できます。クリックで即座に切替。セッションは3秒ごとに自動保存されます。プロジェクト全体を.z0projファイルとして保存・読込することもできます。
z0は万人向けではありません。
視覚的なフィードバックを必要とする方、リアルタイムのスペクトラム表示がワークフローに不可欠な方、あるいは「使いやすさ」を最優先する方には、より優れた選択肢が存在します。
自分の耳に対して誠実であり続けたいマスタリングエンジニア。高品位な再生ソフトを試し続けても、どこか満足できない理由を言語化できずにいる方。あるいは、afplayの音を知っている方。
z0は、そのような方に多分、刺さります。
構築し比較した信号経路とEQ方式の総数
バッファコピーの回数
double精度(内部処理80bit)+ 独自の誤差補償
ゼロフェーズEQの位相回転
ステップ入力のGain分解能(数値入力の場合は0.1dB)
インターリーブ周波数テーブル(隣接バンドが全帯域カバー)
Quiet Modeで一時停止するバックグラウンドプロセス数
| 対応フォーマット | WAV / AIFF / FLAC / MP3 / M4A / CAF(16bit〜32bit float) |
| サンプルレート | 44.1 / 48 / 88.2 / 96 / 176.4 / 192 kHz(対応サンプリングレートは、お使いのハードウェアデバイスに依存します) |
| 対応プラットフォーム | macOS — Apple Silicon(推奨)/ Intel |
| 演算精度 | 64bit double + 独自の誤差補償 |
| フィルター構造 | Biquad DFII-T + プリワーピング補正 |
| Sculpt | 4バンド パラメトリック(ピーキング)· 誤差補償64bit |
| Coherent | Low Shelf + Peaking ×4 + High Shelf(6バンド)· 双方向IIR零位相(FFT不使用) |
| Facet | Mid/Side独立 6+6バンド(計12バンド)ゼロフェーズEQ |
| 出力フォーマット | WAV(入力と同一のビット深度 / 16bit→24bitアップコンバート選択可) |
| オフライン信号パス | 完全64bit double |
| 入力方式 | 数値直接入力 + ステップ入力(Gain 23段 / Q 5段 / S 5段 / Freq E12+E24系列 21段×バンド) |
| ツール | Lucid(32bit / 64bit) / Sculpt / Coherent Live・Coherent / Facet / Immerse |
| Quiet Mode | 再生中にバックグラウンドプロセスを自動停止・自動復帰(13項目個別設定) |
| 自動クリーンコピー | メタデータ除去・Spotlight対象外ディレクトリで再生・終了時自動削除 |
| UI | セッションマネージャーGUI + TUI(Terminal.app連携) |
| プリセット管理 | 非破壊履歴・Revert・トラックロック・コピー&ペースト・メモ記録 |
| セッション管理 | 複数セッション・自動保存(3秒)・サイドバー切替 |
| プロジェクト形式 | .z0proj(セッション・プリセット一括保存) |
| 要件 | macOS 12 Monterey 以降 |
z0は再生・処理の前にオーディオファイル全体をRAMにロードします。ストリーミングアーティファクトのないbit-perfect信号処理を保証するための設計ですが、再生可能なファイル長はシステムの空きメモリに依存します。
連続再生(プレイリスト)には影響しません。曲間でメモリは完全に解放されます。
| Sample rate | 8 GB | 16 GB | 32 GB | 64 GB | 96 GB | 128 GB |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 44.1 kHz | 32 min | 1h 4m | 2h 9m | 4h 19m | 6h 29m | 8h 39m |
| 48 kHz | 29 min | 59 min | 1h 59m | 3h 58m | 5h 58m | 7h 57m |
| 88.2 kHz | 16 min | 32 min | 1h 4m | 2h 9m | 3h 14m | 4h 19m |
| 96 kHz | 14 min | 29 min | 59 min | 1h 59m | 2h 59m | 3h 58m |
| 176.4 kHz | 8 min | 16 min | 32 min | 1h 4m | 1h 37m | 2h 9m |
| 192 kHz | 7 min | 14 min | 29 min | 59 min | 1h 29m | 1h 59m |
| 352.8 kHz | 4 min | 8 min | 16 min | 32 min | 48 min | 1h 4m |
| 384 kHz | 3 min | 7 min | 14 min | 29 min | 44 min | 59 min |
DSD (.dsf / .dff) は非対応です。z0はデコードにmacOS Core Audio (ExtAudioFile API) を使用しており、DSD-to-PCMコンバータは含まれていません。
z0
zero — 日本の禅における「無」の境地から生まれた思想。
「誠実であれ。人にも、音にも。」
Mastering EQ for Mac — Coming Soon
リリース通知を受け取る「完璧がついに達成されるのは、何も加えるものがなくなった時ではなく、何も削るものがなくなった時である」
— サン=テグジュペリ